どうも、ユウ吉(@GAMEWALKERZ)です。
今日は2024年10月11日(金)にアトラスから発売されたゲーム「メタファー:リファンタジオ」をレビューしたいと思います。
発売から4か月ほど経ったレビューになりますが、ご了承ください。

発売してからずいぶん経つのに…。どこに需要があるんだ?



返す言葉もございません(汗)


ちなみに、クリア時の状況は次のような感じでした。
- 初見のクリア時間は133時間
- プラットフォームはPS5
- 初見プレイは難易度「ハード」でクリア
- 最高難易度「KING OF KINGS」までクリア済み
- プラチナトロフィーまで獲得
本記事ではメタファー:リファンタジオをプレイした感想をまとめています。
ペルソナシリーズをすべてプレイしてきたゲーマー視点での感想になるため、シリーズ作品と比較したい方、これから遊ぼうと考えているかたは、ぜひ参考にしてみてください。




ユウ吉(@GAMEWALKERZ)
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メタファー:リファンタジオの概要


メタファー:リファンタジオはどんなゲームなのかを解説します。
「ある程度知っとるし」という方は、レビューまで読み飛ばしちゃってください!
パブリッシャー | SEGA |
デベロッパー | アトラス |
発売日 | 2024年10月11日 |
CERO | C(15歳以上対象) |
プラットフォーム | PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Windows、Steam |
ジャンル | RPG |
プレイ人数 | 1 |
メタファー:リファンタジオってどんなゲーム?


「メタファー:リファンタジオ」を簡単に言うと、「これぞファンタジー!」な世界観を楽しめるRPG!
主人公たちの目的はというと…。
「悪い奴が王様になろうとしてるから世界を巡り、支持者を増やしてボクが王様になる!」
って感じのストーリーです。


本作はペルソナシリーズ同様、主人公たちが成長していく系のお話。少年、少女が成長してく過程を描いていく様はファンタジー版ジュブナイルRPGともいえます。
アトラスらしい奥が深いストーリー展開に加えて、壮大な中世ファンタジーの舞台が広がるこのゲームは、ペルソナシリーズファンにはもちろん、初めてプレイする人にも心をグッと掴む魅力たっぷり。


「ペルソナシリーズ」の影響がガッツリあるんですけど、今回は完全オリジナルの世界観。ペルソナシリーズはほとんどプレイしているボクですが、かなり新鮮な気持ちでプレイすることができました。
ユークロニア連合王国の世界観


物語の舞台はユークロニア連合王国。色々な国がまとまった場所で9つの種族が共存しています。
種族間の諍いや差別問題など現代に通ずるヘビーなテーマも含まれており、時には考えさせられたり、共感できたりと感情移入しやすいです。


見てください、本作のワールドマップを!雪国、島国、砂漠とロケーションが多彩です。
こういうのを見るとワクワクしてきませんか?


絶景と呼ばれるスポットも存在。美麗なイラストで表現されており、世界のスケールの大きさがうまく表現されています。



ディ〇ニーランドや遊園地に行って、エリア全体を確認する感覚に近いかな


マップ移動の際に子安氏のナレーションが入るんですけど、すごくファンタジーな感じです!



いろいろと想像が膨らむ、ナイスな演出です!
戦略性の高いターン性バトルが熱い


本作はターン制のコマンドバトルが採用されています。ペルソナシリーズとベースは同じですが、本作ならではの要素も豊富!初心者や経験者でも新鮮な気持ちでプレイできます。
さらに、シリーズでおなじみの「空間殺法」「ランダマイザ」などのスキルが今作も登場!


経験者なら、過去作との効果の違いを比べる楽しみ方もできます。「八艘飛び」「〇〇ハイブースタ」など見て思わずニヤリとしたら、あなたも立派なアトラス信者です。
スキルの種類が非常に多い今作ですが、初心者でも段階的に覚えられる作りになっているので安心です。
FF5のジョブシステムのような豊富な育成要素


いろんなジョブでスキルを覚えていくほど、キャラが強くなっていく感じのシステムで、本作ではアーキタイプと呼ばれます。
例えるならFF5のジョブシステムやドラクエ7の転職システムに似ています。特定のアーキタイプで覚えたスキルはほかのアーキタイプでも使用できるため、いろんな組み合わせを試すことができます。



本作は育成要素がかなり豊富!
コミュニケーションを通じてキャラを深く知ることができる


ペルソナシリーズでは「コミュ」「コープ」に相当するもの。今作では支援者(フォロワー)と呼ばれています。仲間キャラはもちろん、各地で出会うキャラたちもかなり個性的!


仲間との絆を深めることで、キャラクターの成長や新たなスキルの獲得など、フォロワーランクをあげることで、ゲームを有利に進めることができます。


特によかったのは、コミュ活動の好感度が廃止されたこと。ペルソナシリーズではランクアップイベントを発生させるためには、一定の好感度が必要でした。
選択肢によってはランクダウンしたり、必要な好感度が足りなかったりとやや面倒だと感じてたので、かなりいい改善点だなと思ってます。



好感度システムがあったほうがいいと感じる人もいるかもしれませんね



テンポよくストーリーを進めたいなら、ないほうがいいよな!
メタファー:リファンタジオの良かった点
キャラクターの育成の自由度が高い
今作のアーキタイプはとにかく数が豊富!これを見てください。


コレ、すべてがアーキタイプ(ジョブ)になります。とんでもない数です。
ただし、育成するのが大変かと思いきや、意外とサクサクとレベルを上げることができます。


逆に、ストーリーを進めていくと新しいアーキタイプを次々と入手するため、あれもこれも試したいと贅沢な悩みで頭を抱えることになるかも…。


ほかにも武器や防具、アクセサリーなどの数も非常に多い。武器を変更するとアクションや見た目が変わるのもGood!
新しい武器の見た目を確認してニヤニヤしてる人いませんか?



ボクのことです、ハイ!



こういう細かい作りこみが、RPG好きにはうれしい要素だよな!
戦略性と爽快感を両立した戦闘システム


P3Rの戦闘の単調さは過去の記事でも言及しましたが、本作はかなり良いシステムに改善されています。
関連記事:「ペルソナ3リロード」レビュー!リメイクの意味、考えたことありますか?
関連記事:ペルソナ3リロードDLC「エピソードアイギス」徹底レビュー|購入する価値はある?
ペルソナシリーズと決定的に違う点はこんな感じ。



それぞれ順番に見ていきましょう
新しい戦闘システム。その名も「プレスターンバトル」


ペルソナシリーズではおなじみの「ワンモア」システムは今作でも健在。敵の弱点を突くと「Week」が発生し、行動回数が増えるアレです!
基本的な部分は似ているため、経験者なら違和感なく受け入れることができるハズ!
1回の行動につき1つのプレスアイコンを消費しますが、敵の弱点をつくと消費が半減します。


過去作にあった「バトンタッチ」「シフトチェンジ」「総攻撃」などはなくなりましたが、味方同士で強力なスキルを使用できる「連携スキル」が登場しています。
効果が強力な代わりにプレスアイコンをより消費してしまうデメリットもあり、リスクとリターンのバランスがなかなか良いです!ストーリー終盤になると、4人で連携するスキルも登場。



アーキタイプによって連携可能なスキルもさまざま!
味方の位置をあらわす「隊列」の概念
前列では敵味方ともにダメージが増加。後列は前列と反対の効果を得ることができます。これがなかなか良くて、戦闘に戦略性を生んでいます。
敵の行動の中には前列のみの味方を対象にするものや、同じ列にいる味方に効果があるスキルなどなど。
高難易度では特に重要になっており、「しっかり考えないと簡単に全滅するよ」って感じです。



初見プレイ時は「HARD」でプレイするのをおススメします
フィールドアクションとコマンドバトル


コマンドバトルだけでなく、フィールドアクションも存在します。
フィールドでのアクションはアクションRPGのようで、けっこう本格的。


攻撃・回避といった行動しかできませんが、フィールドで気絶させるとコマンドバトルで先制攻撃が可能。逆に、敵に攻撃されると不利な状態で戦闘が始まるため、けっこう重要です。
敵のレベルが低い場合、そのまま倒せてしまうため、コマンドRPGでありがちな「戦闘のめんどうくささ」がいい感じで解消されています。



敵が強くなってくると、ストレスになることもあるけどな
不都合な状況は即リセット⁉プレイヤー特権すぎる「戦闘のやり直し機能」
こんな機能あっていいのかと思われるかもしれませんが、「戦闘を最初からやり直す」ことが可能。
やり直すたびに、状態異常の付与や攻撃を回避できるかなどランダムに変わるため、自分に都合の良い展開をつくることができます。ロードも一瞬で終わるため、非常に快適です。
ただし、一部の高難易度では不可能になるため、「完全にチートやんけ」って感じにはならないようになってます。



快適に遊べるように工夫されています
ホラーチック、グロテスクな世界観がクセになる


ボクはソウルシリーズやブラッドボーンなどいわゆる「フロムゲー」が大好きなゲーマーなんですが、本作の世界観や敵のデザインはクリティカルヒットでした!
血の表現やグロテスクな描写も描かれているため、人によっては好みがわかれる部分かもしれません。



「クトゥルフ」的な不気味さがあるため、刺さる人には刺さると思います!


イベントもユニークなものが多く存在し.…。
「敵に食べられちゃった.…。どうすればいいんだ(汗)」
「肛門から出られるでノシ。」
「ヨッシャ、脱出するために排泄されてこよ!」
字だけでみると頭がおかしいとんでもないイベントもあります。


ペルソナシリーズといえば、「スタイリッシュ」「派手で豪華」なイメージがあると思いますが、本作はある意味、煌びやかなイメージの脱却を図った作品といえるかもしれません。



ペルソナっぽい雰囲気を期待してると、拍子抜けするかも…。
メタファー:リファンタジオの残念な点
3Dモデルが微妙
数少ないデメリットのひとつに一部キャラの3Dモデルが少し雑かなといった印象を受けました。


特に、気になったのがジュナさん!




立ち絵やアニメーションはかなり可愛いんですけど、3Dになるとなんか微妙にちがう。どこが違うと問われるとわからないんですけど、コレジャナイ感が出てませんか?



キミ、なんか顔ちがくない?



目に違和感があるんですかね?


ルイと比べると作り込みの違いが感じられると思います。比べてみてください。


余計にのっぺり感が気になりませんか?


立ち絵やアニメーションのクオリティが高いため、余計に3Dモデルの質感が気になります。



ケチをつけるほどじゃないけど、気になる人は気になるかも!





推しのハイザメのクオリティは完璧です!
クリアに時間がかかる
これはメリットでもあり、デメリットでもあります。


ちなみに、自分は本編クリアまで100時間、トロコンまで合計130時間かかりました。
よく言えばボリュームがあるし、悪く言えば時間がかかる。


特に気になるのが、ダンジョンの広大さです。後半になってくるとクリアするのに2、3時間はかかるものも。敵も強いため、1回の攻略でかなり疲れます。
忙しい社会人や学生はプレイするのが大変かもしれません。



長く遊べるからコスパが良いともいう



コレは遊ぶ人次第なので、評価が分かれると思います
メタファー:リファンタジオの総評
だれがプレイしても80点以上の良作RPG


戦闘とか育成とか、RPGのきほんをしっかり押さえてるんですよ。
正直、「こういうゲーム欲しかった」って人、多いと思うんですよね。


ファンタジーならではのストーリー性や目新しさもしっかりある。
これ遊んで「つまらない」っていう人、ほぼいないんじゃないかな?いや、マジで。
どんなプレイヤーに向いているか


- ペルソナライクなRPGで遊びたい人
- 王道なストーリーを楽しみたい人
- 育成の自由度をもとめる人
- 戦闘システムを重視する人
- ゴシックホラーの世界観が好きな人
まとめ
今回はメタファー:リファンタジオをレビューしました。
メタファー:リファンタジオをひとことで表すなら…。
「幻想的なファンタジー世界で描かれる、奥深いストーリーと戦略的バトルを楽しめる次世代RPG」
ペルソナの製作陣が作っているだけあって、クオリティはさすがの一言!
演出面やストーリー構成は王道で骨太、育成やサブクエなどの寄り道も豊富と至れり尽くせり。
総合的に大満足なRPGでしたよ。これからプレイする人の参考になれば幸いです。
どうも、ユウ吉(@GAMEWALKERZ)でした。


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